贈るうたより
2018.07.30 Monday | ラッピング
熱田神宮 ── 鎮守の森にて
「贈るうた」吉野ひろし詩集
── 祝婚歌
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
非難することがあっても
互いに非難できる資格が
自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうかいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることの懐かしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるので
あってほしい
───「 祝婚歌 」
2018・ 6・30
ゆきちゃん─ ときめきシーンより
永遠の幸せを願って...
心からのお手紙を
ありがとうございます
ゆきちゃん挙式にて...
── 20年前
親しき方から頂いた
詩集の中のほっとする言葉たち....
「 正しいことをいうときは
相手を傷付けやすいものだと
気付いているほうがいい」
ラッピング教室にて
包みの作法をお伝えする際
常に心にとめてきた
あたたかな言葉です
ゆったりとした心で
紙にふれ
色を語り合い
笑顔に包まれて
言葉はかけがえのない
豊かな豊かなご縁を
導いてくださるのですね....
○ラッピングデザインhpへ
祝婚歌
亡夫が最初に私に贈ってくれた想い出深い詩
告別式の喪主の挨拶
この詩を詠ませて頂きました。
9/21の祥月命日に
毎年 この詩を綴ります。
とても普遍的な詩
お祝い時にも贈らせて頂いています。
てるみ先生が綴られていて
あー、やはり繋がっているなあと感じました。
ありがとうございます😊